まほうの手の支援者が一番大切にしていること、それはあきらめないことです。
発達障がいのある方たちは、ゆっくりではありますが、少しずつでも一生成長し続けるといわれています。
「無理だ」「出来ない」のではなく、「あきらめない」その気持ちを持って、彼らの手助けをしていきたい、そう考えています。
それぞれのやり方で最後までやり遂げる
日直や集団活動、その他の活動を行う中で、できる方がやるのではなく一人一人が活動すること、困難な部分はその部分を支援者が手助けすること。
ゆっくりでもいい、その方なりのやり方を考え、達成感を感じてもらえるような支援を行います。
ゆったりと、メリハリを
活動の中で細かく時間を区切らずに一つ一つの時間に余裕とゆとりを。
活動の始めと終わりはきちんと伝えて全体としてのメリハリを。
ゆとりの中にメリハリをつけることで1日が充実することを目指します。
見てわかる、視覚支援
耳で聞くだけではなく絵カードや手話、サインを使った視覚支援を用いることで理解できる、そしていつかそれが身につき自分で表現できる、そのことが喜びにつながり、また安定した生活にもつながると考えています。
時間感覚を掴む、時間が待てる、我慢ができる
1日の流れを絵カードで掲示する。
朝事業所に到着し、靴を自分の靴箱に入れる、自分の席に着く、カバンから連絡ファイル、水筒を出す、前のカゴに入れに行くといった一連の流れ。
昼食の準備をしている、その様子を見ながら待つ。
時間のくぎりにチャイムで知らせる。
タイムタイマーで時間の流れを伝える。
そういった1日を過ごす中で、わかりづらい部分も流れで身体で身につけることができます。 待つ、我慢する経験を積み、少しずつでも成長していければと考えています。